2013年8月21日水曜日
2013コマチュック総括
8/9~11 コマチュック(堺市ナショナルトレーニングセンター)
予選 対 東京第9 2-2
対 西神戸 1-0
決勝リーグ 対 東京第1 0-4
対 埼 玉 1-4
11位決定戦 対 城 北 2-5
コマチュック 1部12位 優秀選手 リョ・ハッチェ
1勝3敗1分
*Bチーム 1勝3敗2分
激闘のコマチュックが終わりました。
結果は目標である4年連続1部進出を果たすことが出来ました!
しかし、1部では1勝もすることができませんでした。
コマチュック目指してハッセン達は猛練習を重ねがんばってきましたが、1部の壁はとても高かったと言わざるを得ません。しかし、1部の厳しい試合を6人の5、4年生が経験出来たことは、来年に向けた貴重な財産ととなりました。
初日目は「東京第9」と対戦しました。身長が170㌢以上あるスーパーな選手を徹底マークして2-1で逃げ切れると思っていましたが、前代未聞の珍プレーで失点することになりました。
ウチの選手がクリアしたボールが審判に当たり、一番渡してはいけないあのスーパーな10番の目前に転がり、終了間際の同点をゆるしてしまいました。
後がなくなった西神戸戦は接戦の末、1-0(6年 リョ・ハッチェ君のゴール)でなんとか勝利することができ、目標の4年連続1部進出を達成しました。
1部進出が決まった瞬間、ハッセン達も安堵の表情を浮かべていました。
その日の夜、ハッセン達に伝えたのは、目標達成を労うとともに本当の戦いはこれからだと伝えました。自分たちのサッカーが1部でどれだけ通用するか、勇気を持ってチャレンジしようと伝えました。
二日目、1部リーグの相手はなんと昨年の優勝校「東京第1」
2年連続優勝した「東京第1」に2年連続対戦するという素晴らしい経験ができました。
去年は前半に先制点を挙げることができました。今年は前半0-1で折り返してなんとか粘りましたが、やはり最後まで踏ん張れず、0-4で負けてしましました。
「埼玉初級」戦は、1度聞くと病みつきになる「埼玉応援歌」を歌う大応援団に臆することなく、果敢に挑み、1点を入れることができましたが、1-4で敗戦しました。
試合後のバスの中で「埼玉応援歌」を口ずさむハッセンを見ながら、「応援歌」の恐ろしさを思い知らされました。
三日目は11位決定戦。相手は「城北初級」。
大会三日目とあって、体が重く感じられるハッセンも見受けられましたが、相手も同じ条件なので、気持ちで負けるな!と伝えました。
前半に2得点を挙げて、そのまま逃げ切れると思いましたが、まさかの5失点を喫し2-5で敗れました。
決勝の「東京第1 VS 京都」を観戦しながら、ウチに足りないものは何かを考えました。
まず、体の大きさとスピードが違いました。(やはり体ががっしりしてる方が有利です。)
そして、キツいプレッシャーの中でもボールをコントロールできる技術が必要です。
そして、判断力です。(いつ回りを見るのか。なぜ今蹴るのかの判断。)
そして、やはりまずはドリブルが大事だと痛感しました。
どんな相手でも自分から仕掛けて抜く技術をしっかりと養ってから、パスサッカーに移らないと、結局、「逃げのパス」、「責任転嫁のパス」が多くなり、その結果マズい取られ方をして、ズルズルと失点するケースが大半をしめました。
そして、最後に一番大事になってくるのがメンタルです。重圧がかかる過酷な三日間を、楽しめるぐらいの余裕と気楽さが必要なのではないかと感じました。そして、いざ試合が始まるとスイッチを切り替えて戦う、気持ちの強さ、1点取られても取り返してやる!という強い気持ち。
そんな気持ちの部分も弱かったと思います。
来年に向けて、今足りない部分を伸ばすせるようがんばっていきたいと思います。
最後に、コマチュックは1日に2試合。時間で言うと1時間。残りの23時間は集団生活です。
ホテルでの生活。バスでの移動。テントでの待機時間が圧倒的に長いです。
そこでの生活をしっかりすることも大事です。
この期間、時間厳守に関してはしつこいほど指導しました。
そして、自分の事だけ考えるのではなく、まずチームのため、仲間のために自分が何をできるかを考えてみようと指導しました。
チーム全体的に、コマチュック期間だいぶ意識が高まってきたと思います。
消灯時間もちゃんと守っていました。チームの荷物も率先して持つようになりました。
コマチュックとは、ハッセン達をたくましく育てるとても素晴らしい大会だとつくづく思いました。(大変ですが。)