初級部サッカー部 四国合宿総括
8月3,4日(土、日)
レインボーハイランド (愛媛県松山市)
コマチュック直前合宿を今年も四国で行いました。
出発直前にキャプテンが体調不良で不参加との、青天の霹靂的なニュースが飛び込んできましたが、すぐに今合宿のテーマを、<チャレンジ>と<キャプテンからの自立>に急遽変更して挑みました。
到着して選手に伝えた事は、<こんな素晴らしい環境でプレーできる事に感謝しよう。>
<絶対的エースがいなくとも、力と心を合わせてこの壁を乗り越えよう。>
試合結果は
Aチーム
対 番 町 4-1 対 キッズ 1-6
対 トレーフル3-3 対 今治南 2-3
対 キッズ 3-2 対 トレーフル4-6
対 岡山四国 0-6
Aチーム 2勝4敗1分
今合宿で急成長したのは、キム・フィミョン君(初6)でした。
体を張ったディフェンスに予測が加わり頼もしいディフェンダーに成長しました。
そして何よりも岡山四国戦後に流した、悔し涙に彼の成長を見た気がしました。
7試合でチームの全得点の95%を叩き出したリャン・チュノ君(初4)は、頼もしいエースへと成長しました。
キム・カンテ、キム・ルンテ、ユン・セヒョン君(初5)も今合宿で急成長をとげました。
絶対的エースのキャプテンがいない中でも2勝をあげ、精神的にも体力的にもタフになって終えることができましたが、まだまだ克服しなくてはいけない部分があります。
この期間、しっかりボールを繋げ、2対1の局面を作り打開することを練習してきましたが、コマチュック1部レベルの相手になると苦し紛れのクリアになってしまい簡単にボールを奪われました。
ボールを持ってない時の準備がまだまだ出来てません。
残りの期間でそうした部分を改善できる練習メニューを行いたいと思います。
そして、食事についても考えさせられました。
朝食を最後まで食べられず残す選手がいました。たくさん走るにはやはりたくさん食べないといけないのに、どうしても食事が喉を通らないみたいです。そして案の定彼らは試合中走れませんでした。
出されたメニューは全部食べることも良い選手には必要だと感じました。
次にBチームについて。
5勝1敗。(敗れた相手に2日目に勝利。)
鋭いカウンター攻撃とワイドな横パスによる展開。ヒールパス、キックフェイント等のアイデアでの打開。そしてコーナーキック等のセットプレーからの得点。
今年のBチームは熱いです!
こんな分厚い攻撃ができるのも、キックの正確さと威力、そして無理な状況ではシュートではなく、一番良い状態の選手にパスを送る判断力を備えたチームに成長したからです。
後はチョン・ヨンギキャプテン(初5)を中心にチームが一つになれば、1部の上位進出も狙えるのではないでしょうか。
最後に。
今回も本当に素晴らしい環境を提供してくれた、四国ハッキョの父母のみなさんや、朝高サッカー部後援会と広島朝鮮初級部サッカー部後援会に感謝の気持ちでいっぱいです。
選手には何度も芝生の上で<この環境を当たり前と思ってはいけない。>と伝えました。
そして感謝の気持ちを言葉だけでなく、態度やプレーで示そうと伝えました。
最近ではチームの準備や荷物運び、後片付けを率先してする選手が増えてきました。
そういった部分もコマチュック期間に高めていけたらと思います。