8月9日~11日にかけて行われた、第34回 中央蹴球大会の総括を書きます。
初日目は決して絶好調ではなかったものの、予定通り1部リーグに進むことができました。
本番は、二日目の初戦、東京第1戦でした。(ちなみに今大会で優勝)
体格が中学生並みの選手2人が起点となって、圧倒的なパワーとロングボールで畳みかけてくるチームでした。
前半立ち上がりは、相手の方が緊張からなのか動きが鈍く、うちのハッチェ、ユノのドリブル突破を簡単に許す展開となりました。
そして迎えた前半8分、コーナーキックを得ました。
キッカーはリョ・ハッチェ。
ゴール前には、囮(おとり)のリ・ジョンユンの背後にリャン・ユノとリ・ホンスが飛び込む作戦となっていました。
練習中はことごとく決まらなかったが、本番ではリ・ホンスが見事にボレーシュートで先制点を決めて見せました!(今大会、わがチームのベストゴール!)
後半5分まではリードする展開が続きました。
しかし、相手もだんだんと調子を上げてきてピンチの連続が続きました。ついにコーナーキックから同点に追いつかれてしまった。
(得点した中学生みたいな選手の豪快なヘディングシュートは、準決勝、決勝でも炸裂した。)
同点に追いつかれたところから、ミスが目立ち始め、試合が終わってみると1-3で敗北を喫しました。
実力差があるチームに先制しながら、最後まで逃げ切れないところに今年のチームの弱さがありました。前半の集中力と気迫を最後まで保てないのが弱点としてでました。
もう後がない2戦目の相手は、横浜初級でした。
パススピードがものすごく速く、パスを横に散らされ、うちの守備陣が分散させられました。
そして手薄になった中央をドリブルでえぐられて先制点を許してしまいました。
これで目が覚めたのかうちの反撃が始まりました。
何度か惜しい場面が続きましたが、決めきることが出来ず前がかりになった後半に追加点を許し、
0-2のスコアで敗退を喫してしまいました。
大会3日目は1部の9位決定戦。
なんと、岡山・四国合同チームとの対戦。
近畿大会でも対戦し(この時は2-1で勝利)、中央大会でも対戦するとはなんという巡り合わせ!
試合は、前半の内にうちが相手のミスを逃さず2得点。
後半は、相手が前がかりになることを予想してリャン・ユノを引き続き前線に置いて相手にプレッシャーを与え追加点を奪う…そんなシナリオでした。
が、しかし、1つのPKを許し1点差に詰め寄られてから状況が急変しました。
追いつかれるという焦りと、勢いづいた相手のアプローチに対して、うちは不用意なパスミスを繰り返し、意図のないロングボールを蹴り込むだけで、自らリズムを狂わしていきました。
リャン・ユノをボランチに下げて1点差を逃げ切るという選択もありましたが、前がかりになる相手にとどめの3点目を決める方が最善の策と判断しポジションはそのままにしました。
後半終了間際、ハーフェイラインで不用意なファールを犯し、相手の直接フリーキック。
まさかあの場所から蹴って入るとは…
同点に追いつかれてPK戦に突入。
事前合宿でPK大会を制し、ある程度PK戦には自信はついてたはずでした。
しかし、緊張なのか疲労なのか、2人がPKを外し負けてしまった。
この試合での教訓は相手に素晴らしいキッカーがいる場合、不用意にファールをすることは、即失点につながるということ。そして、私の反省点は選手達をリラックスさせてPK戦に送り出せなかったことです。合宿中のPK大会と中央大会でのPK戦を比較した場合、選手の肩にのし掛かる重圧は如何ほどだったことか…
しかし、PK戦で敗れはしたものの、流れの中で2得点し、セットプレーでの2失点。
次に対戦することになるであろう中四国九州大会では、充分、勝算はあるはず。
残りの期間、お互い努力しあって、良きライバルとしてまた名勝負を繰り広げたいと思います。
最後に、
今年も猛暑の中、選手達は一生懸命がんばりました。
城北初級学校との合同合宿と四国合宿。半月で30試合以上こなしました。
元気なはずのうちの選手も、さすがに疲労から故障する選手が続出しました。
特に肉離れをおこす選手が2人も出たことは、明らかにオーバーワークであり、今後の課題として重く受け止めなければと思います。
2つの合宿を通じて、チームのために行動する選手が増えたのがうれしい成果としてあげられます。
そして、恵まれた環境の中でサッカーに打ち込める幸せを当たり前だと思わず、常に感謝の気持ちを忘れないよう指導してきました。
コマチュック3年連続1部進出をはたし、次は中四国九州大会6連覇を目指しがんばります!
応援してくださったたくさんの学父母、同胞達! 本当にコマッスンミダ!!
8/9~11 コマチュック(堺市)
予選 対 西播 4-0 ○
対 東京第2 1-0 ○
決勝リーグ 対 東京第1 1-3 ●
対 横 浜 0-2 ●
9位決定戦 対 岡山四国 2-2 △ *PK戦 負け
コマチュック 10位 優秀選手 リャン・ユノ
2勝2敗1引き分け(*PK負け一つ)